『成功する子はやりたいことを見つけている 子どもの「探究力」の育て方』(著者:中曽根陽子/青春出版社)

「これからは、自分の好きなこと、得意なこと、やりたいことを見つけられ、それが実現できる人は幸せに生きられる。そういう大人になるために、家庭でできる探究力の育て方を、エビデンスと事例をもとに紹介した本です。

 

探究力を育てるためのキーワードは、「焦らない・決めつけない・コントロールしない」。自身も二人の子育てに悩んだ一母親として、「焦ったり・決めつけたり・コントロールしがち」な親の気持ちを分かった上で、だからこそ伝えたいメッセージがこめられています。

中曽根陽子からのメッセージ

「子どもの幸せな将来のために、できるだけのことをしてあげるのが親の役割だ」と多くの人が思っていることでしょう。でも、時間やお金、労力をかけて、頑張ってやっていることが、実は「子どもの成長や可能性の芽をつぶしている」ことにつながるかもしれません。

 

なぜなら、時代は大きく変わっているからです。

 

これからは、「言われたことをきちんとこなせること」より、「自分で考えて選択していくこと」が重要になっていきます。

 

そんな時代の変化に合わせて、学校教育も知識を与える受け身の教育から、自ら学び探究する力を育てる教育へ変わろうとしています。 

 

わたしはこれまで多くの取材をする中で、世界の最先端の教育で重視されていることと、幸せに自立して生きている子たちに「共通していること」が見えてきました。

それは子ども自身が、「自分の好きなこと、得意なこと、やりたいこと」を見つけ、それを生かしていること、そしてそれを応援する人の存在です。

ただ、この「やりたいこと」は、多くの場合、そう簡単に見つかりません。

 

それを見つけるために必要なのが、「探究力」です。

探究力とは、自ら問いを立てて考え行動し、自分なりの答えを見つけていく力です。この探究力を育てることが、子どもの幸せな一生にとって何より重要なのです。

 

探究力を育てるために、家庭できることはたくさんあります。

親の手元にいる間に、社会に出た後、お子さん、が自分で考え、選んで、しっかり生きていけるような力を育てましょう。

そのために親は何をすれば良いのか、反対に何をしてはいけないのかを、解き明かしていきます。ぜひ一緒に探究していきましょう。

 

 

 

 

 

『成功する子はやりたいことを見つけている 

子どもの「探究力」の育て方』

(著者:中曽根陽子/青春出版社)



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